大会長挨拶

第52回 日本理学療法士協会 全国学術研修大会
大会長  片田 圭一


 日本国内の理学療法士が10万人を超え、医療機関や介護保険施設、教育機関など様々な職場で活躍しています。社会で活躍する理学療法士が学ぶ場として、第52回日本理学療法士協会全国学術研修大会を石川の地で開催いたします。
日本理学療法士協会は、全国学術研修大会と日本理学療法士学会学術大会との機能分担を明確にしており、本大会は臨床や教育等の現場で活動する会員の理学療法技術の向上を目指しています。そこで、本大会のテーマを「進歩する理学療法」とし、最新情報や臨床・教育・研究現場で役立つ内容の研修を主に大会を開催いたします。地方都市金沢から全国の若年・中堅層、そして経験豊富な会員への適切な情報発信を行います。

 これまでの聴講中心の研修から、実技で学ぶ研修としてハンズオンセミナーを企画するとともに、生涯学習の7分野(基礎・神経・運動器・教育管理・内部障害・生活環境支援・物理療法)においてリレー式で講演を行い、理学療法の専門分野として更なる進歩に向けて、取り組むべき課題や方向性を伝えるリレー講演を企画しています。また、「再生医療」や「健康増進」など最新の話題を取り上げた学術講演に加え、「地域包括ケア病棟」や「通所・訪問リハビリテーション」など臨床に関わるテーマでディスカッションを行う参加型の企画を多く取り入れています。

 本大会によって臨床能力(知識と技術)を引き上げ、明日からの臨床で実践してみたくなる研修会を目指して国内外での理学療法の情報を提供いたします。また、市民公開講演では、2020年のオリンピック、パラリンピックに向けて活動している方々をお招きし、地域に住む人たちが年齢や身体の障がいに関係なく活動する意欲の向上と環境づくりにつながる企画をいたします。 日本は超高齢社会を迎え、地域で暮らす人々の健康維持と生活の質の向上が求められています。その要望に応えるために理学療法を進歩させ疾病の治療や予防に加えて、生活を支える技術として発展させなければなりません。超高齢社会に対して、専門職がどのように対応し国民の生活の質を高めていくかを世界が注目しています。その中で、理学療法士ができること、やらなければならないことを考え、「進歩する理学療法」を実感できる学術研修大会にしたいと考えています。

 活気のある大会となるようスタッフ一丸となって準備を進め、参加する皆さまを心から歓迎させていただきます。日本海の幸、歴史と文化を味わう街、石川の金沢で多くの方々の参加をお待ちしております。